公演情報

第3回公演『眠れる森の美女』 上演決定!

【公演概要】
公演名: K-BALLET YOUTH第3回公演『眠れる森の美女』
公演日: 2017年8月5日(土)、6日(日)〈2公演〉   
会場: Bunkamuraオーチャードホール
総合演出・総監督: 熊川哲也
芸術監督: 小林由明
演出・再振付: 熊川哲也
音楽: ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
美術・衣裳: ピーター・ファーマー
照明: 足立恒
指揮 井田勝大
管弦楽: シアター オーケストラ トーキョー
出演: Kバレエ ユース/Kバレエ カンパニー
【キャスト】
8月5日(土)  16:30開演
オーロラ姫: 佐伯美帆
フロリムント王子: 堀内將平
リラの精: 大井田百
カラボス: 宮尾俊太郎
フロリナ王女:
尾崎真奈香
ブルーバード: 金瑛揮
8月6日(日)  14:00開演
オーロラ姫: 八木りさ
フロリムント王子: 山本雅也
リラの精: 吉岡眞友子
カラボス: 杉野慧
フロリナ王女:
三好梨生
ブルーバード: 岡庭伊吹

公演情報は2016年12月9日現在のものです。出演者の病気や怪我など、やむを得ない事情により変更となる場合があります。公演中止の場合を除き、実施する全ての公演に関して主演者をはじめとするキャスト変更に伴うチケット代金の払い戻し、公演日や券種の変更はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。公演中止の場合の旅費、チケット送料等の補償はいたしかねます。

【主催】K-BALLET/ TBS / Bunkamura
【特別協賛】 花王株式会社
【制作】K-BALLET/ TBS / Bunkamura
【お問合せ】 チケットスペース TEL/03-3234-9999
【チケット料金】S席¥8,000-/A席¥7,000-/B席¥6,000-/C席¥4,800-(税込)
【チケット取り扱い】 チケットスペース TEL/03-3234-9999
TBSオンラインチケット (TBS  Kバレエユース)で検索
Bunkamura チケットセンター TEL/03-3477-9999(10:00~17:30)
オンラインチケットMY Bunkamura  http://www.bunkamura.co.jp/mybunkamura/
チケットぴあ TEL/0570-02-9999(Pコード:456-092)  http://pia.jp/t/
ローソンチケット TEL/0570-000-407(オペレーター)・0570-084-003(Lコード:33261)http://l-tike.com/
イープラス  http://eplus.jp/


第3回公演「眠れる森の美女」、2017年夏上演決定!若きダンサーたちが羽ばたく感動のストーリーがここに!!

 バレエの道を志す若手ダンサーに生徒からプロへの架け橋となる場を与えたいという思いから、2013年に創設したのがKバレエ ユースです。22歳以下を対象とした厳正なるオーディションにより選抜されたメンバーは、指導はもとより衣裳・美術に至るまでカンパニーと全く同じ環境を与えられます。当然求められるレベルも非常に高く、子供にとっては時に過酷といえるまでの要求になることもあります。しかし、その環境で彼らが見せたこれまでの成長は想像をはるかに超えるものであり、またその無垢な力が生み出す感動は、多くの観客の胸を打つものとなりました。私自身、次世代の才能が持つ無限のパワーを再認識するという恩恵を受けたといっても過言ではありません。
 第1回記念公演『白鳥の湖』、第2回公演『トム・ソーヤの冒険』(世界初演)に続き、第3回目となる今回はついに古典の名作『眠れる森の美女』への挑戦となります。チャイコフスキー三大バレエの中でも際立って華やかなこの作品は、クラシックの確固たる技術、洗練された表現力を求められ、かつ役柄の多さや作品の長さにおいても非常に大規模であり、プロの世界においてもすべてのバレエ団が上演できるものではありません。しかし、だからこそ数百年と受け継がれてきたバレエ芸術の美を余すところなく堪能できる作品であるのです。
 子供たちにこれほどの大作を与えることは大きな決断ではありますが、これまでの舞台でKバレエ ユースが証明してくれた無限の可能性を担保に、この挑戦を選びました。才能あふれる彼らの“今だからこその輝き”が生む感動は、皆様の未来への活力ともなることでしょう。


“本物”の経験がもたらす輝きに出会える舞台

 それは、「子供たちの一生懸命な姿が感動的」というレベルを、はるかに超えていた。
 2013年8月、Kバレエ ユース第1回記念公演の熊川版『白鳥の湖』全幕。フル編成のオーケストラ、ヨランダ・ソナベンドの舞台美術、そしてステージにパッと照明が入り、若いダンサーたちが弾けるように踊り始めた。驚いたのは彼らの表現力だ。第1幕のワルツの花びらのような軽やかさ、第3幕のキャラクター・ダンスのスパーク感、いわゆる“立ち役”の自然な演技。もちろん、メインキャストたちの踊りの完成度と、ふと垣間見える初々しさにも胸をつかまれた。カーテンコールでは、通常ならば静かな表情で控えていることの多い白鳥の群舞のメンバーからも、嬉しそうな笑顔がこぼれていたのが愛おしかった。
 Kバレエ ユースの目的は、“本物”の舞台経験を子供たちに与えること。そこには、音楽や美術といった上演環境のほか、学校の休日を使って重ねる厳しいリハーサルの時間も含まれる。彼らの取り組みは、日本のバレエ教育という大きなテーマにも、一つの可能性を示している。バレエを習う子供たちの裾野の広さがこの国のバレエの根底を支えている一方で、プロになるための道筋が見えず、取り急ぎコンクールを目指し、ソロを踊る技術をひたすら磨く若者は多い。しかしプロになるとは、地道な基礎訓練とリハーサルの繰り返しが“仕事”になり、まずは群舞の一人、立ち役の一人を100%のエネルギーで演じられるようになることだ。かつてのユースメンバーが、今やカンパニーの舞台で躍動している姿を見るたびに、そのことをしみじみと考えさせられる。
 2015 年4月に行われた第2回公演は、Kバレエ ユースのために新制作された全幕『トム・ソーヤの冒険』だった。演出・振付は小林由明芸術監督。伸び盛りの彼らに必要なものと、その時期だからこその魅力を知り尽くした小林の振付は、メンバーと作品を隅々まで輝かせた。この公演の成功を受け、ユース設立の意義を改めて評価された熊川が、同年のモンブラン国際文化賞を受賞したことも記憶に新しい。そして待望の第3回公演は2017年8月、演目は何と『眠れる森の美女』全幕だという。みずみずしいオーロラ姫、若く勇ましいフロリムント王子、愛くるしいおとぎ話の主人公たち……想像するだけで、わくわくする。
文:阿部さや子(オン・ポワント)